鑑賞日誌

ドラマ「わたしを離さないで」

おすすめ度:⭐⭐⭐⭐⭐

2016年にTBSで放送されたドラマです。
原作は2017年にノーベル文学賞を受賞されたカズオ・イシグロさんの小説。
このドラマが放送される前に、外国で映画化もされている作品。
映画の方はまだ見ていないのですが、ドラマは2回以上見ています😅


わたしを離さないで DVD-BOX [ 綾瀬はるか ]

はじめてドラマを見た時は前知識ゼロ。
いろんな意味で衝撃を受けた作品です。

ゾクッとするような、心の痛いテーマでもありました。 最後までその気持ちが途切れることなくすっかりストーリーにのめり込んでいました。
原作がしっかりしているだけに、無駄を感じられない展開。 とても完成されたドラマになっています。

主演は綾瀬はるかさん。
とても、クールな役どころ。
天然キャラの綾瀬さんだけど、「恭子」にしか見えません。
淡々とした表情も余計に心に刺さります。

使命を持って生まれてきた子供らに教育を受けさせるための「陽光学園」。
外の世界を知らされることなく学園の中で過ごす子供たち。
ある日、初めて自分が何者なのかを知らされます。
そしてその運命を受け入れて生涯を終えるまでのお話。
途中まで子役が演じますが、それもまた上手いというか、すーっとストーリーに引き込まれるくらい自然。
余計にゾクゾクしてしまいます。

ドラマのなかでは、あるCDが出てきます。
煙草を吸っている女性のジャケット。
曲は「Never Let Me Go」という英語の曲。
この曲、ストーリーの中でなんとも言えない雰囲気を与えてくれます。
このドラマの中で、なぜこの曲を持ってきたのか。
とてもセンスあるなぁ・・・と思いました😅

ジャケットはこれではないですけど、サントラが出てます。

恭子(綾瀬はるかさん)、トモ(三浦春馬さん)、美和(水川あさみさん)とその周りの人々の人間関係はもちろん、その存在すべてに衝撃が走ります。
問題作とも言われたこの作品、彼女らの存在、その運命と生きる意味。
倫理的にタブーだとわかってはいるものの、本当ならどうあるべきかと考えさせられる問題の多い内容です。
すべての登場人物の思いに触れて、考えて見てほしいと思います。


わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) [ カズオ・イシグロ ]