鑑賞日誌

映画「世界から猫が消えたなら」佐藤健

おすすめ度:⭐⭐⭐⭐⭐

2016年の比較的新しい映画。
原作は、川村元気さんの小説。
知らなかったけれど、原作者は映画畑の方なんですね。
この作品が初めての小説だったようですけど、近年の話題の映画もプロデュースされてる方です。


世界から猫が消えたなら (小学館文庫) [ 川村元気 ]

このお話は、歳をとってからこそ見るべき。
なかなか深く心に刺さるストーリーです。
主人と映画館に見に行きましが、2人で泣いてしまいました💧

映画館で泣くというのはめったなことではないんだけど、ヤラれた。
歳をとると、出会いよりも別れの方が多くなります。
自分自身との別れの時期も確実に若い頃よりも近くなってます。
そんな大人が自分と重ね合わせてしまうのかもしれないです。

ある日、脳腫瘍を告知され自分の死を目前にする僕。
その死の日を一日伸ばす代わりに、世界からひとつ何かを消すことを提案する自分そっくりの悪魔に出会います。
この僕と悪魔を佐藤健くんが演じています。
悪魔との契約、ということで少しファンタジーなイメージがありました。
でも、「自分の死」について考えさせられました。

ひとつひとつ世界から自分の寿命と引き換えに、何かが消えていきます。
何かが消えるということは、それに纏わる思い出や出会いも消えていくということ。
ただ、そこにあるものが消えるだけではないのですね。
そして、映画のタイトルにもあるように、悪魔が、次は猫を消すと。

主人と私、2人が泣いた場面は同じでした。
主人公の僕が、海辺で母親との思い出を回想するシーン。
この時の母の言葉、これが効きました💧

そして、不器用なお父さんの姿です。
なんとも言い難い、こころがきゅんとなります。
もちろん、キャベツ(猫)にもきゅんとなりますが、「じ~ん」という気持ち。

なんだろう、少し優しくなれる・・・そんなお話でした。

滝のシーンは映画館ならでは。
激しい流れと音はダイナミックでした。
ちょっとうるさいくらい😅